僕は現在、学生を主な対象にメンタルヘルス促進を目的とした授業や講演、支援者向けの研修活動などを行っています。
活動を始めた背景は、僕自身が過去にうつ病を患った経験があることです。大学3年生の頃には自傷行為に及び、精神科病院での入院生活を経験しました。
「学生時代の最も苦しかった時、どうすれば最悪の状態にならずに済んだと思う?」活動を続けてくる中でこんな質問をいただくことがよくありました。
この問いに対する僕の答えは「ギリギリの状態までいってしまってからはどうしようもなかった。」というものでした。それよりももっと前段階の小学生、中学生、高校生の頃に築き上げた考え方や価値観が自分を追い込む最大の要因になっていたと今では思います。
自分がメンタルヘルスに興味や関心がなかった時、その重要性を感じる機会があれば何か変わったのかもしれない。そんな想いから学生のメンタルヘルス促進に向けて各所へ訪問を続けています。
では、学生がメンタルヘルスに興味を持つためには何が必要か?それは「物語」を通じた感動の存在です。
目に見えない「心」といったテーマについて、知識提供のみでは学生がメンタルヘルスに興味や関心を持つきっかけにはなりづらい。無関心層の彼らの心を動かすような「挑戦、挫折、再起を通じた当事者の物語」を僕たちは届けています。
僕たちは思う。「若者のメンタルヘルス促進には『物語』の力が必要だ。」
心豊かに前を向いて人生を歩める人が1人でも増えるよう、今日もまた一歩ずつ前進していこうと思います。
共に活動の輪を広げていきませんか?
所在地:大阪府東大阪市長堂2丁目4-18 トーアビル302